イスタンブール歴史地区を歩く【観光スポット】①

【12/29-1/4 トルコ】

スルタンアフメット地区

このスルタンアフメット地区にはイスタンブールの主要な観光地が集中しているので歩いていろいろ回ることができます。

スルタンアフメット 地区の見どころ
・アヤソフィア
・ブルーモスク
・トプカプ宮殿
・地下宮殿

ホテルから徒歩数分でアヤソフィア

ボスポラス海峡を挟んでアジア側とヨーロッパ側に分かれるイスタンブールですが、もともとは東ローマ帝国の首都“コンスタンティノープル”として栄えた都市でした。

アヤソフィアの建っている所はかつて東ローマ帝国第一の格式を誇ったキリスト教会があり、

海を背にして陸側からの侵入を遮断する”テオドシウスの城壁”は難攻不落と称され、1000年もの間この首都を守ってきました。

永きに渡って栄華を誇ったコンスタンティノープルは、1453年オスマン帝国の侵攻によって陥落。イスタンブールへと生まれ変わります。

ちなみに日本では室町時代、足利義政が将軍、一休さんが住職になったような時代の出来事

この辺りは塩野七生の歴史小説
『コンスタンティノープルの陥落』が読みやすくて面白いです。

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短い小説なので行く前に1度読んでおくと旧市街散策がめっちゃ楽しめます。

ちなみにオスマン・トルコの征服王スルタン・メフメト2世はコンスタンティノープルを破壊せず、ほぼそのまま残したそうです。

アヤソフィアもキリスト教の大聖堂だったものを上塗りする感じでモスクに改修されています。

確かに他のモスクと比較すると少し建物全体の雰囲気が違います。

イスラム教とキリスト教が同居しているような内部。現在は“博物館”とされています。

モスクの内装が剥がれ、ところどころにキリスト教の大聖堂時代の壁画が見られます。

ミナレット(尖塔)も後付けなためか、微妙に建物本体と材質が違う感じ。

他のモスクはもっと統一感があったと思いますが、これがまたローマの都としても、オスマンの都としても栄え続けた都市の歴史を感じさせます。

君主の住まい、トプカプ宮殿

オスマン帝国の君主スルタンが居住した宮殿。アヤソフィアのすぐ裏にあります。

特にこの中の宝物館はいつ行っても大人気の大混雑。

世界で5番目の巨大ダイヤモンドとか。

重さ3kgもある、世界最大のエメラルドをあしらったトプカプの短剣が有名。

ウチは宝飾品だのにはほぼ興味がないので、建物、雰囲気、景色だけを楽しんできました。

景色もいいです。

金角湾とボスポラス海峡が見渡せます。

ハレムはタイルの壁が美しい

豪華絢爛な造りです

宮殿内はかなり広いので宝物館ぬきでもけっこう見応えあります。ちゃんと見て回るには半日以上はかかりそう。

日本語使いのトルコ人結構多い

アヤソフィアからは公園を挟んで反対側にスルタンアフメットジャーミィがあります。この二つのモスクは外から眺めているだけでも壮観。ベンチに座ってお茶を飲んだり、公園をぶらぶら歩くのもいいです。

ちなみにイスタンブールは日本語の浸透度がとても高く、超友好的なトルコ人が日本語でちょいちょい話しかけてきます。

日本語を話せるトルコ人や、絶対わかってないけど日本の言葉フレーズで呼びかけてくる人もいます。

友好的なだけの人もいますが中には、それを装った物売りも。

あてもなく歩いてると向こうから

「おーい!ここだよー!!」

(ん?なんかめっちゃ手振ってる)

「君たちが探してる店はここだよー!!」

(なぜ貴様にわかる!絨毯いらんし)

みたいな…、なかなか楽しませてくれます

トルコで聞いた爆笑日本語フレーズ
おちたよ、千円

よりどりみどりきみどり五月みどり

さらばじゃ

どんだけー

カツオ、スズキ、ホンダ
(何かのギャグなのか?)

じぇじぇ

さて今度は向かいのモスクへ。今回一番行きたかったところ。

スルタンアフメット ジャーミィ
(ブルーモスク)

世界で最も美しいモスクとされるここ。

普通ミナレットと呼ばれる尖塔は2〜4本ですが、ブルーモスクには6本備えられていて、ここからイスラム教徒に1日5回の祈りの時間が告げられます。

外観も壮麗ながら、中に入るとさらに息を飲むような荘厳な雰囲気と美しさ。

現在も寺院として人々が信仰のために集まってきます。イスラム教は偶像崇拝を禁じているので、ここには祭壇などはありません。

この先にはお祈りをする人しかいけません。モスク内では観光客も肌が見える服装やシースルーのものはダメ、女性は髪を布などで覆って入ります。

観光客が多いですが、ちゃんとマナーが守られているため、神聖な雰囲気があります。

あまりに良くて、滞在中2回入りました。

ちなみに夜にはライトアップされていてこれまた綺麗です。

このエリアはけっこう安全なので、普通に気をつけていれば、夜でも大丈夫そうです。

地下宮殿に潜む魔物

もう一つ、徒歩圏内に見所があります。それが地下宮殿。造られたのは4世紀から6世紀の間。

ビザンティン時代の地下貯水池として造られたもので、最も大規模。

何気にお魚が泳いでる

さらに奥に行くと、まるでゲームのダンジョンみたい。柱に押さえつけられたメデューサの頭が!

ラスボス登場で、探索終了

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