そうだキューバ行こう!〜年末年始旅行・準備編〜

【 キューバ・メキシコ】

年末年始のおすすめ旅行先 キューバ!!

年末年始で海外に!となった時に旅先候補に突如として浮上してきた国、キューバ🇨🇺

旅行代理店の方に勧められたのがきっかけ。

年末年始におすすめな理由

①日本は冬でもキューバは夏気候

この時期に夏を味うとしたら東南・南アジアもいいですが

この時期のキューバは気温が18℃〜26℃と夏気候でも過ごし易いちょうどいい時期。

11月〜4月は乾季なので、好天に恵まれる確率も高いです。

しかもかなり治安も良い国。年末の浮かれ気分にはちょうどいいです。

②観光業が柱で休業が少ない

半数以上が無神教で、クリスマスなどもしっかり営業しているお店が多いです。

25日はどこも閉店、町閑散みたいなことがありません。ヨーロッパからの観光客も多く、バカンス気分で楽しめます。

あと、巷で囁かれているようにここ数年がキューバの見頃??↓

キューバに行くなら今しかない。あと数年で変わっちゃう!?

カリブ海に浮かぶ美しい島国
ヘミングウェイが晩年を過ごした楽園
音楽、踊り、酒に葉巻
スペイン領時代の美しいコロニアル建築
古き良き街並み

キューバについてのイメージは、チェ・ゲバラとか、子どもの頃に見たバレーのキューバ選手団が超人軍団!というくらいしかなかったのですが…

調べてるうちに、なんかすごく行ってみたくなってきました。というのも、どの記事でも「行くなら今のうちに!」と煽ってくるんです。

理由はアメリカとの国交正常化

国交正常化というのは良い事のような、両国にとって進歩のようなはず、ですが

これにより今のキューバの姿が大きく変わってしまうというのが「今のうち」と言われる大きな要因です。

少しだけ経緯を遡ると

キューバ革命以後、ソ連側に近づくようになったキューバに対して、アメリカは1961年に国交断絶を通告します。

これによって、それまでアメリカ資本のもと鉄道や道路が建設され、アメリカ市場に依存した経済構造となっていたキューバの発展はほぼストップ

以後、50年以上もの間、時が止まったかのようにいわゆる“進歩”の流れに乗らなかった国キューバ。

共産主義のもと平均的に国民総貧乏生活。寄り合い、助け合いの慣習。

ゆる~い労働と時間への意識。

国交断絶前につくられた化石のような建物や車を壊れては直し、メンテして使い続けるような暮らしですが、

2015年7月、オバマ政権下でアメリカとの国交再開を受け、再びアメリカ資本が大量流入すると今のノスタルジックなキューバの魅力がガラリと変わってしまうのでは!?と物好きな旅行者の間で懸念されています。

その“今だけ感”に煽られまして

わが家もついに

「あんたも好きねぇ〜」な、キューバ旅行へと飛び立ちました!

国交正常化から2年後ですが、実際にはまだグローバリズムの波に飲まれたという感じはなく、オールドハバナ、ノスタルジックキューバは健在でした。

というのも、結局のところアメリカの経済制裁の緩和も急には進まず。

さらにトランプ政権になってから、新規取引の止まった分野や、個人渡航の禁止と、再び制限が強化されてしまったのです。

そんなわけで、もうしばらくは今のキューバを見ることができます。でも、一昨年フィデル・カストロが亡くなってから、これまで抑えてきた経済活動にも少しずつ変化も…

ヨーロッパ資本でラグジュアリーを追求したキューバ初の本格5つ星ホテルThe Gran Hotel Manzana Kempinski La Habanaが誕生するなど、キューバは今後も緩やかに変わっていくと思われるます。

興味があったら早いうちがオススメ!

キューバ旅行を決めたはいいが、情報がほとんどない!!

日本からキューバへは現在直行便がありません。カナダのトロント経由か、メキシコシティ又はカンクン経由が主流。

今回は冬の旅行なのでメキシコ経由を選択

ハバナ→バラデロ→グァナファト→メキシコシティの2カ国4都市巡りにしました。

でも、キューバに関する情報ってほんと少ない!書籍はもちろん、ネット情報も個人メディア中心であんまり体系的に整っていない。

どんな旅をしたら楽しいのか?探るために手当たりしだいに手をつけて見ました。

キューバ音楽にハマるかも

とりあえずキューバに関する映画をいくつか観てみました。

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」
「チェ 28歳別れの手紙」
「チェ 39歳別れの手紙」

旅の情報は一切ないけど、個人的に良かったのは唯一「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

キューバ音楽、ライブや町の映像をこんなにしっかり注目したのは初めてのこと。

聴いててすごく気に入ってしまいました。スペイン系とアフリカ系が融合して生まれたのがキューバ音楽らしいです。

独特のリズムやメロディに合わせて、歌声やハモりがまた心地よい。この胸踊る感覚、現地に浸って聴いてみたい!ってなります。

おすすめガイドブック

当初「地球の歩き方」くらいしかありませんでした。情報にストーリーやメリハリがなくて酷。

しかも「何年前の情報」だよ!っていうのが多い。

ネットで本を検索しても、日本ではほとんど出版されていませんでした。

フェイスブックのキューバ旅行情報館に登録したり、世界一周バックパッカーの方のブログなどをチェックしたりと涙ぐましい努力をする日々。

そんな中、書店で「お?こんなの初めて見た」というキューバ本を発見。開いてみると本当に出版されたばかり、しかも内容がけっこうマニアックで面白い。

食べる、飲む、買う、泊まるをテーマに、ハバナの”味のある”お店や民宿を紹介。

ハバナっ子の素の表情を垣間見ることができるローカル系が多めにピックアップされています。

ハバナ旅行ってこんな感じというのをつかむのにもすごく良いですし、読み物としても結構おもしろい。

改めて見てみると、増えてますねー

地球の歩き方買うならこっちのやつが良さげ↓

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キューバ 増補改訂版 [ 地球の歩き方編集室 ]
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英語が読めるならLonely Planet Cuba

日本人よりも圧倒的にカナダや中南米の旅行客が多いので、英語版のガイドがイチバン充実してます。

これはおすすめ!

(読むのが億劫でなければ)

雑誌TRANSITでも取り上げられました。
NO.39 永久保存版!
〜今こそ、キューバ 眠れるカリブの楽園へ〜

ただしコレは実用度は低いかも。読んでて楽しい、見惚れる景色、パラパラ流し読んで行きたくなるくらいかな?

ハバナのレストラン事情

とにかくご飯は美味くないという事前のイメージでしたが

近年は国営レストランだけでなく、民営レストランもかなり増えてるので、想像してたより美味しいお店はたくさんあります。

難点は予約がとりづらいこと

1,2泊の旅なら現地についてからでは予約が間に合わない事が結構あるので、出発前に予約しておくのが良いかも。

うちは10店舗ほど候補にあげていきましたが,トリップアドバイザーでいい評価が出てるようなところは、年末の旅行シーズンだったので全て満席でした。

割と新しい人気店なんかは開店直後にふらっと寄ってみると、すんなり行けるところもあります。

これだけはダウンロードしておこう!絶対役立つ神アプリ

キューバのネットやWi-Fi環境は壊滅的。2018年現在、現地で使えるSIMカードはなく、一部の高級ホテル、公園、広場などに設置されているWi-Fiスポットからしかアクセスできません。

しかも、WiFiカードを現地のETECSAというショップで購入しないといけない。

1枚、1.5CUCで1時間。買うのにも30分くらい並ぶらしい。せっかくの旅行でそんな事やってらんない。

キューバでデジタルデトックス生活を快適に送るために、せめてこれくらいはあると便利なアプリ

①maps.me

これめっちゃ使いました。

地図は出発前に事前にエリア毎にダウンロードする必要があります。

一旦ダウンロードしとくと、オフラインでもちゃんと現在地の位置情報がMAPに反映するので、google MAPが使えないネット環境でも安心して旅ができます。あと、地図上にポイントを立てることができるのもいいです。あまり計画通りにいかないことが多い国なので、近隣の行きたいスポットを、用途別に色分けして目印をつけておくと超便利。これは、必須アプリです。

②google翻訳

スペイン後ができる方には不要ですが、google翻訳アプリ。結構使えました。

カメラで写した文字を画面上で自動翻訳し、指定の言語に変換して写し出してくれる優れもの。

もちろん完璧ではありませんが、だいたいニュアンスは掴めます。

オンラインだと、
スペイン語→日本語
が使えるのですが

オフラインだと
スペイン語→英語
となります

それでも、スペイン語よりはイメージできるので、レストランのメニューとか見るときに結構役立ちました。

新市街、旧市街、どっちに泊まる?

新市街と旧市街と行き来はタクシーで10分ちょっと、高くても5〜10(夜間)CUCくらいで移動できます。

その点ではどちらでもいいですが、お店の営業時間では、旧市街の店じまいは早いです。

旧市街はだいたい23時くらいにはほとんどの店が閉店。一方で新市街は22時くらいから盛り上がりをみせ、夜中まで楽しむところという感じです。

お店があるような所なら、タクシーは遅くまで活動してます。

ちなみにうちはホテル泊にしましたが、はっきり言ってキューバは観光客むけのサービスや物価がかなり高いです。

日本での費用対効果をイメージしていくと「こんなポンコツで?」と驚くほど、かなりのギャップがあります。

一方で、“カサ(casa)”と呼ばれる民泊が街中至る所にあって、こちらは格安。

朝食付きだったり、現地ファミリーと交流できたりで日本人観光客にも人気なので、こっちもいいかも。

服装とアイテム

年末年始もキューバは基本真夏。

気候的にはTシャツやショーツでOK。
サンダルもスポーツ系のホールドするやつならOKですが、路面に穴が空いてたり瓦礫が散らかってることも多いです。

さすがに衛生的ではなく、野良ネコ・イヌも普通にいるので足のケガなどには気をつけたい。ハバナ市街では半袖、長ズボン、スニーカーがオススメです。

使わなかったけど…トイレットペーパー

物不足のハバナにおいて外のトイレ環境はあまりよくありません。ホテルかレストランを借りれれば良いですが、万が一の緊急時に近くのトイレを借りる場合に備えトイレットペーパーをロールでひとつ1つ持ち歩いていました。

かさばるけど結局出番はなかった。ハバナ出国と同時に空港に寄付して(置いて)きました。

まあ、御守りみたいなものです。トイレの神さま…

あと、バラデロに行く場合は虫除けムヒがあった方がいいです。ちっちゃい虫にけっこう刺されます。痛くはないけど、しばらくかゆい。

ハバナ観光の滞在日数

ハバナだけなら、最低1日半あればかなり満喫できました。

1日目:深夜着 モヒート&就寝
2日目:フルで夜まで観光
3日目:昼にはバラデロに移動

宿泊は到着日を含め2泊ですが、実質散策時間は1日とちょっと。このくらいで大体観れます。

もっと、革命や、資料、建物の中までゆっくり観たい人はもう一泊あれば万全かも。

次回からキューバ・メキシコの4都市旅行記スタート。

未知の世界でしたが、海外旅行の満足度過去最高を更新する楽しさでした。

結構、日本人バックパッカーや、観光客もいて旅するには安心な国。

もし迷っている人がいたら、文句なしにではないけど…(文句は行ってみたらいろいろあるけど)

不満以上に得るものが大きいです!熱烈におすすめします!

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