意外と広くて見所の多い佐渡島 新潟からの行き方
佐渡というと真っ先に思い浮かべるのは“トキ”と“金山”。初めて佐渡に訪れたらまず訪れる観光地ですが、佐渡って実は結構大きな島。金山とトキ以外にも楽しめるスポットがあるんです。
一泊あると、さらっと島全体を回れます。日帰り旅だと、トキ・金山を観て、北側の外海府方面か、南側の宿根木方面のどちらか一方を巡って帰るくらいがちょうど良いです。
【行き方】
新潟駅から車で10分程のフェリーターミナル。そこから佐渡両津港へはフェリーで2時間半、高速船(ジェットフォイル)で1時間5分。
日帰り旅で新潟に帰ってくる最終便は
・17:25→18:30(フェリー)
・19:30→22:00(高速船)
※時刻表は季節によって違うのでこちらをご確認ください。
ラピュタみたいな雰囲気で話題 北沢浮遊選鉱場跡
絶景ブームでちょっと話題になった場所。佐渡金山観光の後にそのまま立ち寄れます。
19-20世紀に佐渡金山で採掘された鉱物を抽出するために造られた巨大なコンビナートの跡地。当時東洋一の規模を誇った採掘場には、火力発電所の跡地なども残っています。
ラピュタっぽさを味わうには、廃墟が苔や緑で覆われてくる7月頃がいいかも。 以下の期間はライトアップもやっています。
【ライトアップ期間】
2018年4月28日~10月31日
時間 19:00~21:00
佐渡のランチは絶対ここ!とびきりのネタ “鮨 長三郎”
地元佐渡市民を中心に観光客にも超人気な寿司屋さん。なぜかラーメンも人気(笑)。
ここはとてもおすすめ!
友人が新潟に遊びに来て佐渡に行くとなったら、必ず連れて行くお店。寿司ネタが圧倒的にうまいです。
特上すし 2,700
ウニ、大トロ、アワビ、日によってはのどぐろも。8割が佐渡近海の高級地魚オールスターズ。
上生すし 2,100
名物おけさ巻き 1,200
ブリ、しそ、梅、きゅうりの絶品ハーモニー。佐渡のブリでとろけさせながら、爽やかにキュッとしめてくる。これもうまい!何個でもいけそう。
これだけの極上ネタがこの価格。行かない理由はありません。先代がラーメン屋だったとかでいろんな定食メニューも豊富なびっくり店。子ども連れでも遠慮なく入れます。
運良くカウンターに座れると大将がいろいろ見せて教えてくれたりするので、さらに楽しそうでした。
たらい舟体験〜舟大工の里へ
一度は体験してみたい“たらい舟”。小木海岸でよく見られますが、おすすめは矢島経島。たらい舟に乗れる場所の中では、ここが一番景色がいいです。
日蓮が読経して一夜を明かしたと言われる地。海が綺麗で、朱色の橋が架けられたりと雰囲気も抜群。
海女さんが漕いでくれます。もともとは岩礁が多い海岸でワカメや、サザエ、アワビなどの漁をするために考案されたのものなんだそう。
たらいに乗ってると、たしかに海の底までよく見えます。
【たらい舟体験】
4月1日~10月31日/8時~17時
大人:500円/小人:300円
最小催行人員:1名
所要時間:約7~8分
たらい舟に乗ったら、佐渡南部最大の観光スポット、宿根木へ。
江戸時代に北前船の寄港地として栄えた小木海岸。宿根木はその入江の集落で千石船産業の基地として整備された場所。
千石船の復元を見る事ができます。
入江にひっそりとある舟大工の里は、狭い土地に舟大工特有の独特の造りの民家が並んでいて、なかなか楽しい観光スポット。
狭い路地の形に合わせて三角形に建てられた家。船の形に似てます。舟大工が最大限に土地利用を図って建てたそうです。
カフェやお土産屋さんもあります。
時間があれば北側の海沿いドライブへ
日帰り旅なら宿根木までが限界だと思いますが、一泊できるなら北側の外海府方面のドライブもおすすめ。
ホテル・旅館だけでなく、漁師の家がやってる民宿などもあって、釣りに出かけられたり、いろんな楽しみ方ができます。
島の北側は主に尖閣湾や大野亀・二つ亀あたりが見どころ。さらに時間がある人は、佐渡原生林の杉の巨木を観に行くトレッキングツアーもあります。所要8時間なので、行く時は覚悟を決めて。
まずは手軽に大野亀・二つ亀をセットで回るくらいが良いかも。
変わった名前ですが、なかなかの絶景スポットです。文字通り亀の背中みたいな形をした山を登っていけます。これが登って見るとかなり高い。
火サスみたいな海っぺりの高台。
頂上の海側はかなり高くて、ガードもほとんどないので転げ落ちないように。
向こうに見えるのが二つ亀。そのまんまです。
写真でしか見た事がないのですが、毎年6月にはカンゾウという花が丘一帯に咲き誇ってとても綺麗です。
食事も、景色も、歴史的な経緯も面白い佐渡。新潟に住んでたら、新潟に旅行に来る際には是非立ち寄って見てください。
おまけに
帰りの両津ターミナル売店で、お土産に“へんじんもっこ”のたまとろサラミが買えます!
生肉のようなサラミで、新食感!美味しいので一つ買って帰るといいです。
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お店はコチラ。ドイツでソーセージづくりを学んだ店主。ドイツ食肉加工品大会で世界チャンピオンに輝いた事もある、へんじんもっこだけの技術作られた生サラミは一食の価値ありです。
ちなみに、たまとろサラミ以外はあまり売店などには置いてないので、気になる方は本店かネットで。
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