宿泊推奨♪サンジャンドリュズはバスクを満喫できる港町

サン=ジャン=ド=リュズ(Saint-Jean-de-Luz)

ビアリッツ(フランス)とサンセバスチャン(スペイン)の中間くらいに位置する海辺の街。

フランスバスクではビアリッツを拠点に連泊しましたが、正直こっちにホテルを取ればよかったと思ったほど。(日帰りで気軽に立ち寄れる距離ではありますが)

人口13,000人くらいの小さな街ですが、マルシェに、漁港に、海水浴場あり、食事やスイーツ・お土産も美味しくてお手頃なんです(^o^)

観光地としても暮らしの場としてもバスクの土地柄を色濃く表す素敵な街でした。

ラ・リューヌ登山鉄道のある「サール」へのアクセスも良いので、これから旅程をたてるなら宿泊推奨です。

今回はビアリッツからレンタカーで立ち寄り、昼過ぎにサールに行く予定だったのですが、とても好きになったので、登山帰りにもう一度寄ってサンジャンドリュズを散策しました。

雰囲気最高!まち歩きが楽しいサンジャンドリュズ

白壁に深い緑や赤煉瓦色のペイントの伝統的な建物

ヨーロッパの山あいの家っぽくて、かわいらしい街並みです。

緑はバスク地方の豊かな緑

赤はバスク人の熱い血が元になっているそう

港町なのに、建物の向こうに山がのぞいていて山あいの村っぽい雰囲気を感じられるものいいです。

個人的にこの角度からの景色が好き。

エスパドリーユでかい!

海沿いの広場では、ジャズバンドがライブ演奏してました。

この街、ずっと入り浸れそうな予感がする。

漁港&ビーチリゾート

市街地のすぐ隣は海。

ビーチは海水浴客で賑わってます。

ゆっくりお酒を飲んで贅沢に時間を過ごすって感じではなく、ガチの海水浴のやつですね。

海外の魚港の雰囲気もいい感じ。

この町は絶対来よう!と決めたのも、サンセバに行く途中、長距離バスで橋を渡りながら見かけたこの辺りの景色に惹かれたから。

どこを観ても楽しい風景。来てよかったです。

レストランもミシュラン星付きをはじめ、良いところがたくさん。今回は旅程的に行けなかったのが惜しまれます。

やっぱり一泊とっとけばよかったー

市民のマルシェ「Les Halles de St Jean de Luz」でお買い物

年中無休 7:00〜13:00

火・金と7〜8月の土曜は屋外市場

6/1〜9/15の毎週日曜日はデザイナーマーケット

生鮮食品も扱うこの市場には料理人だけでなく市民も買い物に集まるらしいです。

お惣菜系から、チーズ、サラミ、生ハムに海産物まで何でも揃います。

ほんと、ここでホテル取っとけば、色々買い込んでホテルで飲んだりできたなぁ(><;)

漁港も近いし、海外の海鮮コーナー楽しい♪

大きめの魚はやっぱり雑に輪切りになっちゃいますよね。

この辺の処理は日本人がいかに繊細か!生食文化だからこそだな。

そしてチーズ!

しかもブッラータ(150g)4.9€かー。

フレッシュタイプのチーズは日持ちしないからなぁ。この価格で美味しく食べられるのは現地の特権。

あと肉類も!

とりあえず、生ハムとサラミ買っとけば間違いないでしょ!(夜の宴会用にお土産にしたやつ)

その他にも生パスタやら、オリーブやら、ガトーバスクっていうお菓子もあったり

どこもかしこもセンス良い!ショップを巡ってお土産探し

デザインの良い小物やスイーツ、デリ、チーズ、肉類、パン屋などめちゃくちゃ充実してます。

スーパー以外のお土産はけっこうこの街で買い込みました。

似たカテゴリのお店も数店舗回った中で、気に入って買ったお店を以下にご紹介。

エスパドリーユ”Bayona”

お馴染みの麻紐で作られたスリッポン

安くて、カラフルで、種類がたくさんあるので自宅用をお土産にも。

安いもので€30くらいなので、縫製の緩さはご愛嬌。

紐がほつれないように、糸の止め処理をした方がいいかもしれないけど、なんだかんだそのままサンダル感覚でよく使ってます。

バスクリネン専門店“Le Compitoir Du Touchan”

これも定番。綺麗なストライプのリネン製品の数々。

ビビッドなカラーのものから、ナチュラルで淡い色合いのものまで。通りにリネン専門店がたくさんあって、セレクトもさまざま。ハシゴしてお気に入りを探します♪

バスク十字のロゴの刺繍もかわいい。

もっと有名でブランドを確立しているリネンショップもあるみたいだけど、プチ土産で気軽に使えるやつをみていたのでこの辺で。

お手軽に買える店だと他にはTissage de Luzなんてところもあります。こちらはビアリッツにも店舗あり。

マカロン・スイーツ“Maison ADAM”

めっちゃ有名な老舗マカロン専門店。

https://www.maisonadam.fr/fr/

ツリーのように積まれたショーウインドウ。お洒落ですね〜。

そうそうこれこれ!

お味はというとですね

そう、ここのマカロン…

ん、食べてない…な∑(゚Д゚)

街歩きして、ラ・リューヌ鉄道行って、また戻って、海沿い散策しながらお土産と、夜用のおつまみやワインを買い込んで帰るというハードな旅程だったので、マカロン買って帰るの完全に忘れてましたね(T ^ T)

代わりに「ガトーバスク」はここで買って行って、山頂でおいしくいただきました。(何で一緒に買わなかったんだっけ?)

ガトーバスクもバスク地方の伝統的なお菓子。クッキー地の焼き菓子にブラックチェリーのコンフィチュールを合わせたものが主流。

ここのは生地がサクサクで美味しかったです。コーヒーと合わせたい。

アヒル農場直営“ARNABAR”

https://arnabar-foie-gras.com/content/19-foie-gras-arnabar-au-pays-basque-nos-3-boutiques

中心街の入口にあるアヒル(鴨なのかな?)の加工食品店。

いろいろあるけどお土産には、日持ちもよく移動に強い缶詰がちょうど良い。

フォアグラや、リエット、パテと美味しそうなのがたくさんあります。

パンに合わせたらいい感じだろうな〜。実は旅から帰って半年以上経ってもまだ食べていません。開けるの楽しみ♪

前菜ショップ“Maison Gastellou”

家庭的な雰囲気のシャルキュトリのお店。

肉の加工食品が中心。google map上も高い評価がついてます。

一見、店内やお店のロゴが古いテイストだったから、あんまり期待してなかったんですよね。

このお店、パテがめちゃくちゃおいしいんです(*´ー`*)

生ハムとかサラミは先にマルシェで買っちゃったので、目の前の冷蔵ケースに入ってる“Pate de basque”を一切スライスしてもらって持ち帰ったのですが

これは、今までに食べたパテの中でもトップクラスにおいしい!さすが美食の街!

口コミをみたらソーセージなども非常に美味しいらしいので、もっと買っておけばよかった。

ぬかったな〜。

よく見たら店内にも、農場で育ててる豚の写真とか貼りまくってたなー。こだわってるよ!ってことですよね )^o^(

アクセス

ビアリッツから15km、サンセバスチャンから30km、日帰り小旅行にも程よい距離です。

ただ、どちらのコースも出発地となるターミナルや、バス乗り場(空港)が市街地からちょっと離れているので地味に不便。

バスク内の都市間アクセスは中心地にドンピシャで降ろしてくれない路線が意外とあるんですよね。

公共交通機関を利用する場合

ビアリッツから

TGV:ビアリッツ駅ーサンジャンドリュズ駅(15分)

リゾート市街地から駅が遠いのが玉に瑕。駅までは市内バスか、タクシー呼ぶしかないかな。UBERも走ってません。

バス:ビアリッツ空港ーサンジャンドリュズ駅(30分)

一応、ビアリッツ駅からバスでサンジャンドリュズ行きもあります。

サンセバスチャンから

バス:サンセバスチャン駅ーサンジャンドリュズ駅(45分)

「flix bus」「Bla Bla Car Bus」ネット予約可

※鉄道ルートははHendaia(アンダイエ)で乗り換えのため面倒

レンタカーで行く場合

公共交通機関も起点となる駅が地味に遠いので、やや不便。

おすすめは大きめの街でレンタカーを借りて周遊です。サンジャンドリュズは登山鉄道のあるサールにも近いので組み合わせて行った方が良いです。

※ただしサンジャンドリュズには大手のcar rental ショップがありません。スペイン語、フランス語コミュニケーションが円滑な人以外はビアリッツかサンセバなどで借りていった方が良いです。

ビアリッツもサンセバもレンタカーのお店が市街地から少し離れてるので、事前に要確認。

今回はビアリッツ空港のAvisレンタカーで借りました。

私が海外で運転する時の必須項目は「AT車」「距離料金なし」「プロテクション絶対!」

この時期だと1日借りるだけで300€!とかしてたけど、なんとか150€くらいで見つかりました。

旅程がもう一週間ずれていれば普通に5〜6,000円/日だったけど、しょうがないか。

高いなあ(>_<)と思ってたけど、相棒の車と対面してちょっと気分が戻ってきました。

MINIじゃないですか♪♪

しかも、ルーフ開けてオープンカーにできるやつ♪♪

やるしかないでしょ?

これならアトラクション代として、気持ちよくお支払いいたしますですよ(//∇//)

大体は田舎道で単調だし、治安も良いので運転は安心。

1回だけラウンドアバウトの交差点で、横から猛スピードで突っ込んでくるやつにクラクション鳴らされたけど、気にしない。

こちとら、おのぼりさんでい!急かされようが煽られようがどうにもしてやれねえo(`ω´ )o

そう言えば、サンジャンドリュズでワイン選んでる時に、店員さんに「飲まないの?」って聞かれて

「私は車の運転があるから…」って答えたら

すごいびっくりしてました笑

「日本人は真面目ね。誰も見てないから大丈夫よ」みたいな感じで。

変な警官に止められることもないし、交通マナーもほとんどの人は悪くなく、落ち着いて運転できました。

サンジャンドリュズの駐車場

最初に到着したのはAM 10時頃

駐車場が混雑すると聞いて、早めに来たのが功を奏しました。狙っていた市街地の地下駐車場もまだまだ空きがありました♪

ここが1番近くて広いかな↓

Parking indigo

山登りの後、17:00過ぎに戻ってきた時にはどこのパーキングも満車でギチギチでした。

駐車場探して市街地や商店通りをぐるり一周した結果。路上のパーキングも含めて全然見つからず。

ていうか、路地道狭い〜(ToT)

結局、午前中に停めた駐車場に戻ってきました。「満車」になってたけど、もう突っ込んで待ってればいいやと。

意外と待ち時間15分もかからなかったので、困ったらうろうろせずに並んで待つのが良いかも。

順調にスタートダッシュ切りたければ、朝は10:00頃の到着がおすすめです。8/15のバカンスシーズンどピークだったので、10時到着を基準にすればまず大丈夫かと。

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