生食可能な絶品のどぐろを求めて
ふるさと納税サイトで「のどぐろ」or「アカムツ」検索をかけてみると、出るわ出るわのどぐろの返礼品の数々。
「のどぐろが美味しいのは日本海」と思っていましたが、今や全国のいたるところで高級魚として扱われています。
漁場によって味も違うとは言いますが、一番わかりやすく旨さを決めるのは大きさ!
小ぶりでも美味な魚ですが、250gくらいのサイズになるとけっこう大型で、脂のノリは格別。別の魚かと思うくらい味の次元が違います。
以前に頼んだのどぐろの干物がだいたい250-300gのサイズ。詳しくは→過去記事:これが干物!?ふっくらジューシーな絶品特大のどぐろ 参照
ふるさと納税サイトで出てくるものはほぼ全てが干物か、焼き魚、煮魚用と表記されているもの。なかなかお刺身にできると明記されているものは見つかりません。
粘り強く一件一件探していると…ありました!お刺身で食べられるのどぐろ!
寄付額 25,000円
500g~800gの大サイズ一匹
受取日指定不可だけど、忙しいサラリーマンでも大丈夫!
ぬ…これはハードルが高い。平日は仕事なのでアウトか?と思いきやこんな注意書きが↓
熟練漁師が夜明け前から出港し 日ノ出とともに釣り上げた極上ノドグロ!
中でも脂ののった大サイズのみ 水揚げされたその日に即日発送する為、受取指定は承れません。
受け取れない曜日、日付をあら かじめ記入欄にのせててください。 時間指定のみ可能
これなら、いけるかも!
申請時に「土日のみ受け取り可能」として、土日でも受け取りできない日付をひとまず2ヶ月先まで伝えておきます。新たに土日に予定が入ったら追加でメール連絡。
あとは、待つのみ!これはもう急かしてはダメ。幸運にあたるような気持ちで気長に待ちます。
ちなみに発送の前日には魚屋さんからメールで連絡が来ます。クール便なので安心。東京の場合、配送日の翌日でも生食OKとのことでした。
待つ事、3ヶ月…
来ました幸運ちゃん!
開けてびっくり、これは本当にすごいです!
300g級でもかなり大きいと思っていましたが、優に倍はあります!こんなの市場では見た事がない。
この包丁が30cmなので、40cmくらいはありそうな巨体。
ずいぶん待ったからか?ブリの干物みりん漬けもセット。地味に嬉しい。これも凄く美味しかったです。
捌いてみるとこの厚み!
半身でもかなりの量。捌いてる途中から脂がものすごいです。
旨味を最大限に引き出すには、
この皮目がとんでもなくおいしいです。クッキングバーナーで皮目だけ炙って、一瞬氷水へつける。
水気をよく吹いて、焼き霜造りにするのがおすすめ。半身だけでもかなり贅沢な量のお刺身になりました。
のどぐろの脂で表面がつやつや
お醤油をつけて
んーー!うま〜〜い。
白身で上品なのに、脂が濃厚でとろけるような味わい。炙った皮目からは香ばしさと旨味が噛むほどにたっぷり出てきます。
旨味が強いので、ご飯も何杯でも
これは、たまらない。
ただ、ただ、おいしい。
お金を積んでも、そう簡単に出会えない至福を自宅で味わえる幸せ。
アラまで全部使い切ろう!
や、こんなうまい魚、骨身のわずかな肉まで無駄にできません。トースターでちょっと焼いてから、しっかり出汁をとります。
出汁も脂がすごい。
味噌を足して、贅沢のどぐろのアラ汁。
これも、うんまい!
のどぐろ出汁と味噌だけなのに、すごくマイルドで濃厚な味に。ちょっと残ってる頬肉とか、とろっとろでおいしい。
リピートする?
このためなら待ちます!
過去、のどぐろで有名な漁港の近くにも住んだ事がありますが、このサイズはめったにお目にかかれない極上品。
狙っていかなければ、一生に一度、出会えるか!?というレベルだと思います。
普通に考えると待ち時間も長いし、寄付金額も高めですが、その価値は十分にあります。
何せ600gオーバーののどぐろだと市場価格10,000円を超える程で、ほぼ料亭などに回されちゃうそうですから。しかも朝獲れ、超新鮮。
今週は上がったかなー?とワクワクしながら、気長に待ちましょう。年1回食べられたら最高だなー。
今回は3ヶ月待ちでしたが、4月半ばに魚屋さんから「お待たせしてすみません、これから水揚げが増えてくるので今しばらく…」と連絡をいただいた直後に届きました。
漁協のホームページによると、この辺りの年間の水揚げ量は4月~8月に多く、特に6月~8月が最も水揚げされるんだそうです。
ここを狙えば、もっと早くお手元に届くかもかもしれません。
コメントを残す