キャンプだ、燻製だ!初心者も“スーパーいぶすくん”で簡単絶品スモーク

キャンプで自家製燻製

夏〜秋は絶好のキャンプシーズン!

涼しくなって紅葉も見頃、澄んだ空気の中で火を囲んで温まるのもなかなか楽しいです。

そんなキャンプを盛り上げる野外ならではの簡単絶品料理が燻製!

他ならぬ燻製初心者がこの夏に燻製デビューしてみたところ、意外と簡単に出来てハマったので、初心者向け燻製デビュー法をご紹介。

本格キャンプでも、庭先キャンプでも一回やればかなり自信がつきます。

燻製作りの相棒 スーパーいぶすくん

の、話に入る前に…なんと、、、スーパーいぶすくん、製造終了しちゃってますね

安物で雑に使える感じが良かったんだけど…まあどんなものでもできますし、今のが壊れたら次考えましょ…

ということでここからは追悼記事(T.T)

ネットで検索しているといろんな燻製器があり、正直どれが良いのかわからない。
そもそも燻製器を選ぶ時に、燻製には3種類の作り方【①熱燻 ②温燻 ③冷燻】なるものがある事も知らなかった。

燻製器もタイプによって得意不得意があるのかよ!ポチっとする直前に知ったよ。

まあ、基本普通の①熱燻メインで、②温燻もできるものを選びます。③冷燻なんてする機会はきっと無い!

家庭のキッチンでできるようなのもあるんです。普通の鍋みたいなやつ。初心者は実際のところ熱燻がほとんどなので、小型の燻製器で十分です。

なんと、ダンボールのヤツもある。とにかく煙が充満して温度が維持できれば何でもいい訳ね。

いくつかのサイトやネットショップを見て最終的にに決めたのがこの「スーパーいぶすくん

スーパーいぶすくんに決めた理由

横開きの扉で取り出し簡単

これが一番重要!ちょっと具材をひっくり返したい時や、スモークチップを足したい時に上蓋開けて中身を取り出してやるのが面倒。

基本、そんなに頻繁ではないけど、横からから開けて作業できるのはポイント高い。

大容量で吊るしも可能

大人数なら、これも大事!みんなに配れなくちゃ。あと、自家製ベーコンなど作るのに向いてる熱燻、温燻がメイン。

温度計付き

温度管理が大事らしい。熱燻なら80〜120℃前後で20-30分燻製が多いけど、実際やってみたら、なかなかセオリー通りにいかない。燻製器や熱源に応じて最適解を探した方が良さそう。

作りがしっかり!グラグラしない

やはり大事。家庭用のカセットコンロに乗せても抜群の安定感です。

改造して“ハイパーいぶすくん”にしてやった(父が)

世界不思議発見みたいなネーミングセンスですが…

こっちがスーパーいぶすくん

そしてこれが、、、

ハイパーいぶすくんだー!!

何が変わったのかって?

「具」ではないですよ。

もともと一つしかついてなかった棚が2つに増えました(笑)

【改造の材料】
・100均の24㎝の円形金網
・太め固めの針金2本

金網そのままだとちょっと大きすぎるので、むりやり押し曲げてはめ込んでみましたが、見かねた父が工作意欲を発揮。

安い造りの金網の淵を外し、ひと回り小さく。さらに棚を固定する穴の長さに合わせて針金を2本橋渡し。オリジナルのみたく、端っこをコの字に曲げたら金網をのせて完成!

これ、めっちゃ便利!

初めての燻製メニュー

左上から
・6Pチーズ
・カマンベールチーズ(ホール)
・味付けうずら卵
・ししゃも
・ウインナー
・たらこ
・市販のベーコンブロック

あと、ホームセンターでさくらチップトングを買って準備。

全ての材料は、1〜2時間前から涼しい室内で風乾させ、水気を飛ばします。表面が乾いている方がおいしく燻製できるそう。

逆に水滴が付いているとムラや、煙の妙なエグ味が残ってしまうんだとか。燻す前にしっかり水分を飛ばしましょう。

カマンベールはホールのまま。

ウズラはゆで卵の殻を剥いて、めんつゆに漬ける事、2時間。このくらいでかなりしっかり味がしみます。

燻すと味も濃くなるので、酒のつまみには最適です。ウズラなら漬け時間は1時間くらいでも十分かも。

たらこは皮が開きます。一度ラップで包んで軽く絞ってから乾かすとやりやすい。

燻製スタート!あれ?煙が出ない…すぐ消える

具材並べが終わってカセットコンロに乗せ、いよいよ点火。

煙が立つまでは強火で下から燃やし続けます。缶越しに加熱するのでしっかり強火でいきます。

80℃以上で発煙しだすので、良く煙が出てきたらフタを閉じて火力を下げ、弱火にします。

後は熱燻の最適温度80℃〜120℃くらいをキープするんですが、これがなかなか難しい。

30分くらいしっかり燻製するため、中の具材が熱で固くなりすぎ無いように80℃くらいに調節しようとするのですが、中火以下にしようとするとすぐ煙が消えてしまいます。

かといって煙モクモク状態だとあっという間に120℃くらいになってたり…。

初めてすぎて全然加減がわからない!

しょうがないのでフタを開けて何度も確認したり、再点火したりと四苦八苦しながら30分間燻してみたところ、できました!!

自家製を燻製はめちゃくちゃうまい!細かく考えなくてOK

開けた瞬間のこのスモーキーな感じ!

燻製になってる!!

取り出して少し煙を落ち着かせます。

本日の第一陣

ちょっと味見もね、、、

う、うめーーーーー!

やばうまです!!

香りがすごくしっかりついて、味も濃縮されてる。これはうまい!お酒が進むわいな!!

中でもヒット作はウズラたらこ

これは格別でした。たらこはちょいとしょっ辛いけど、外カリっと香ばしく鼻をぬけるよい香り。中はプチプチ!

ウズラは出来上がった瞬間に取り合いになり、すぐなくなるくらいです!たくさん備えておく事をお勧めします。

食べ終わった後のため息ですらうまい(笑)

はぁー、最高

デビュー戦からの学び
温度はうまく下げられないけど、極めておいしく出来上がるから問題ない!

このスーパーいぶすくんでやった場合、あまり神経質に温度の心配しなくても、まあ110℃平均くらいで20-30分燻製すればかなりおいしく仕上がります。

2回目以降は、最初に入れるチップは燃えやすいよう、チップ入れ1/4くらい(少し底が見えるくらい)にしてしっかり煙が出るまでがんがん火にかけ

フタをしたら中火ちょい下くらいに。(野外だと弱火では煙が消えます)

大事なのはとにかく煙が出続ける状態(90℃〜120℃の間)を維持すること。

こんな感じでやれば、2回以降は簡単にじゃんじゃん量産できました。

慣れてきたら、もう少し食材に合わせて、加減の効いた燻製ができるようになりたいですが、初心者が大雑把にやってもかなり満足できるはず!

こちらは、まるごとカマンベール。最後に熱をかけすぎたら、ちょっと中身が飛び出しそうに!

念のため安心できるまでは、アルミホイルを敷いて燻しました。

だいぶ冷ましたけど、中が固まる少し前のとろ〜り状態で食べたらめっちゃおいしい!

ちょっと工作が要りますが、大家族の場合、2段あるととても便利です!

いやー、手探りでしたが我が家の子どもからばあちゃんまで大好評の大成功でした。

これはめっちゃ楽しい!

本当は自家製ベーコンやりたかったのです。

自家製燻製、超サイコー!

っていうのは、もう自信を持って言えますが、本当は今回、自家製ベーコンを作りたかったんですよね。

でも、燻製器を買った後に気づいたのですが…、これって肉の塩漬け、塩抜き、乾燥に一週間もかかるんですよね!下準備。

まさかのお盆休みだけじゃ無理じゃん!ということで、自家製ベーコンの夢は次の長期休暇に持ち越してす。

誰かに仕込んどいてもらうか、自分家で準備して生肉を抱えて飛行機に乗るか…

燻製の旨さと楽しさ知ってしまったので、もっと追求してみたいと思います。

今、私の中で神的な存在である「燻製道士さんのブログ」でやっている“はちみつ味噌漬け”なんて、ヤバくうまそうなにおいがします。

ん〜、奥深い。

そんな訳で燻製日記【2日目】へ続きます。

燻製チャレンジ2日目、ちょっと手間をかけた食材で絶品スモーク

だいぶ食べ荒らした後の寄せ集めなので見栄えはイマイチですが、かなり美味いです。

はちみつ味噌漬け

前日からの仕込み

はちみつと味噌を1:2で混ぜる

ジップロックに密閉して丸一日

ホタテと鶏胸肉を漬け込みます。(やっぱり鶏モモ肉にしとけばよかったか?)

下準備といってもこれだけ。

生肉から燻製は今回が初挑戦。

dancyuのレシピ“奇跡の煮卵”を燻製に

【漬けだれ】
醤油・みりん・砂糖5:5:1
(今回は卵8個で100ml,100ml,20g)
・これに同量の水(200ml)を加えて一煮立ちさせ冷ましたもの
お酢・・・お好みで

【作り方】

①卵(エルサイズ)を冷蔵庫から出し常温に戻しておく。時間かかりますがゆで加減に関わるので大事。

②鍋に水を入れ沸騰したら卵を入れる。割れないようザルなどでさっと優しく。

③卵を入れて再沸騰したら、中火で6分30秒茹でる。

④時間がきたらすぐに湯から上げ、氷水で急速に冷やす。

⑤殻をむいたらジップロックなどに入れ、漬けだれに12時間以上漬け込んで完成

これで失敗なし!完璧に外ぷるぷる、中とろとろな煮卵ができあがります!

あとは風に1-2時間晒して燻すのみ

行ってらっしゃい!

そして、完成!

玉子はせっかく黄身半熟状態なので、単独で15分程燻製しました。途中130℃くらい高温になってしまいましたが、仕上がりも黄身はとろとろ状態!

結構大雑把でも大丈夫ですね。

逆に鶏むね肉は生肉を警戒しすぎて30分の燻製。少し固くなってしまったかも。

でも身が厚い部分は柔らかくてしっとり美味しい。やはり、むね肉だとここらが限界か。次はケチらずモモ肉を使おう。

ホタテのはちみつ味噌うまし、ハイボールの良いお供。

赤てんは燻製しても赤てんのまま(笑)もとの味が強すぎて、大変げとはいけませんでした。

今回の収穫は大きい煮卵はちみつ味噌漬けのスモークチキンですかね。

【備忘録】
次やるときは、煮卵は少しゆっくり長く20-25分くらい、チキンはモモ肉で20-25分にしてみよう。

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