バスクの車窓から〜ラ・リューヌ鉄道〜

※アクセスや近隣の山バスク情報も盛り込んだのでちょっと長めですm(_ _)m

サンジャンドリュズから12km、ビアリッツから27kmにある標高900mほどの山。

フランスとスペインとの国境にあり、山頂からはバスク湾〜山脈地帯まで360°絶景パノラマビューです♪

レンタカーなら、かなり遠回りすれば山頂まで車でも行けそうですが、ここまできたら絶対に外せないのが「登山鉄道」。山頂までの道のりも最高でした。

所要2時間30分

登山鉄道片道:35分

滞在目安:1時間20分

大体このくらいの時間見ておけばOKです。山頂駅からはそんなに歩かないので、ちょっとうろうろしながら景色を眺めたり、カフェやレストランで休んだり。1時間ちょっとあれば十分することなくなります。

ちなみに麓からトレッキングで登っている人たちもいますが、片道2時間半かかるそう…

真夏でも山頂は風が強くて肌寒いので、羽織ものを持って行ったほうが良いです。

ラ・リューヌ登山鉄道の麓駅までの行き方

路線はサンジャンドリュズからバス移動のみ、片道30分くらいです。

「Hego Bus」 www.hegobus.fr

 ※乗るのは「45号線

出発:Halte Routière ~ Autobus Geltokia

到着:Col de Saint Ignace ~ San Inazioko Lepoa

コル・ド・サン=ティニャスというバス停で降車します。降りないとそのままサールの村まで行ってしまうので注意。

 

周囲は山、近づくにつれて路上駐車が増え、いかにも登山鉄道用の駅と人だかりが見えるので、まず間違えることはありません。

レンタカーで行く人は後ほど。

乗車予約はオンラインから

現地でも買えるみたいですが、シーズン中はかなり予約で埋まってそう。

日程を決めたら早めにチケットを取った方が無難です。オンラインで予約できるのは往復のパック料金。下山の便も決まってます。

こちら↓は予約確認メール(翻訳)

 

チケットはオンラインで予約後、QRコード付のメールを保存しておけばスマホ画面提示でOKです。

予約はオフィシャルサイトから

※2023年の予約期間は6/3〜11/5。

期間や時刻表は年によって変更があるので、サイトからご確認ください。

2023年の時刻表はこちら↓

   ascension=登り/dessente=降り

チェックインは15分前までなのでご注意を!

料金は往復22€程度

エクスカーションチケットという事で、往復の運賃と山頂で1時間20分の自由時間。行動支持やガイドはないので、実質、時間指定の往復チケットです。

23年の予約は5月中旬から可能

車両指定、座席は乗車順

山頂から電車が降りてきました。

 

車両とブロック(ゲート)は指定されますが、中はこんな感じで、早く乗車した順に座っていくスタイル。

※往路も復路も同じブロック内です。

片列5人の計10席。

きっとみんな窓際の席を狙っているので、最初に乗るか、最後に乗るか、登山と下山でチャンスは2回(`・∀・´)

ホームはけっこう乗車待ちの人で溢れかえっています。

 

大自然とバカンス、余裕の雰囲気を漂わせる乗客達。しかし笑顔で細めた眼の片隅から覗く視線は確実に窓際席を捉えています( ͡° ͜ʖ ͡°)

いったい誰が同じ車両、同じブロックなのか?入り乱れててわかりづらい(^^;;

出遅れたら、靴紐が解けたふりでもして先を譲るべきなのか?

窓際座席を掛けた探り合い、騙し合い、疑心暗鬼な椅子取りゲームスタートです٩( ‘ω’ )و

ゲートが開いてなだれ込む人、人、人

されるがままに乗り込みます(@_@)

発車の汽笛とともに我に返った私たち。

気がつくと、ここにいました( ̄▽ ̄;)

 

ど•ま•ん•な•か_| ̄|○

椅子取りゲームに負けた私たちの心境たるやこれですね

   『ジョジョの奇妙な冒険』より

※脚色強めです

大袈裟に書いちゃってますが、実際は真ん中からでも、両側の景色が見えてけっこう良い眺望です。

おすすめは進行方向(登山時)向かって左側の座席。最後に乗りこむホーム側の席が絶景感強め。

Le Train de La Rhune

さぁ気を取り直して、いよいよ出発!

よかった(*´-`)

窓枠が広いので、真ん中席でもけっこう見える。

たらっらったったた〜らら〜ら〜ら〜♪

これは、響きますね、

『世界の車窓から』のBGMが♪

まずは進行(登山)方向に向かって右側の景色から。

 

景色と開放感最高♪

羊がすぐ近くまで

 

馬やらも放し飼い

 

絶景!

よく見ると、トレッキングの人もいる!

 

山頂に近づいてきました。

 

この辺りからバスク湾一望できますが、まぁ山頂に着けばどこからでも観れるので。

続いて、左側の窓から見える景色

こちら側のハイライトはここ

 

一旦停まって、崖の合間からやってくる下山列車とすれ違います。

さらに登って見下ろすとこんな景色

さっきのポイントを反対から見た図ですね。

さらに急斜面を登っていくと、

 

拓けてきて、平らな岩場に

 

そこ、絶対寝転ぶよね( ´∀`)

景色や植物がどんどん変わって行くので、かなり見応えあります。

ラ・リューヌ山頂

とうちゃーーく

 

1時間以上、自由時間があるので、景色を眺めながらうろうろ

お昼食べれないと思って、サンジャンドリュズで買ってきたパンを持ってきました。

岩場に座っていただきます(^∇^)

次々と列車が登ってきます。

 

バスク湾も一望

 

一応、反対側からも

 

風が強くて身体が冷えてきたのでカフェで、ちょっと休憩することに。

 

コーヒーと一緒にサンジャンドリュズで買ってきた「ガトーバスク」もいただいちゃいます。

 

これは至福( ̄▽ ̄)

そういえば、山頂にはレストランやちょっとしたショップもありました。

 

1時間もあれば十分楽しめます。

ちょっと早めに乗り場へ

 

下山列車では、無事に窓際席をゲットできました。d(^_^o)

 

締めくくりにもう一度

たらったったったた〜らら〜ら〜ら〜♪

レンタカーで行く

ラ・リューヌ山や、サール方面に行くならレンタカーがおすすめ。

治安も良く、田舎道なので運転もしやすい。近隣の街やヨーロッパの田舎風景を周遊できるのでとても便利!

サンジャンドリュズには大手のカーレンタルオフィスがないので、ビアリッツ空港で借りました。

空港のAvis レンタカーでは特にトラブルもなし。最初にデポジット払わないといけませんが、ちゃんと全額返ってきました。

バカンスシーズンどピークで、料金が通常の倍しましたが…_(:3」z)_

車だとビアリッツから30分、サンジャンドリュズから15分。乗り換え、バス待ちもいらないので移動時間が大幅に短縮できるのほんとありがたい。

ラ・リューヌ登山口の駐車場

心配いらないくらい駐車スペースあります。

8月中旬のお昼頃に到着しましたが、車が退くのを待つような感じではありませんでした。

 

専用の駐車場もかなり広いのですが、周辺も路上駐車しやすいです。

 

パーキングに空きがあるかわからなかったので、早めに近くに路駐することにしました。

拙いドライビングテクニックで、何とか縦列駐車成功!ちゃんと逃げる時の隙間も確保しておかねば。

ほんと海外の人たちの縦列テクニックすごすぎ。もっと狭い所にめっちゃ詰まってるんだけど、それもう、擦ってますよね??

路駐でも登山客の入れ替わりが多くて、絶えず人目があるので、昼間なら車上荒らしにはあいにくそう。

念のため、ロックは確認。

荷物も外から見えにくいようにして、貴重品は全て持ち歩きます。

周辺の町・村ドライブ

山バスク周遊しようと思ってたんですが、サンジャンドリュズが好きすぎて、もう一度戻りたくなりこっちは短縮。

行きしに道中でフェスティバルみたいなのやってた「アスカン(Ascain)」という小さい町にちょっとだけ立ち寄りました。

 

町の広場でベイブレード(昭和版)みたいな遊びやってました。

 

こういうのどこの国にもあるんですね。

特に何があるってわけではないので町並みをひと通り眺めて。

 

のどか

 

のどかー

 

ちなみにFIGARO(バスク編)では、この町のリンゴ酒の醸造所がピックアップされていました。

txopinondo(チョピノンド)

シードルではなくリンゴのワイン(^-^)

他の周辺の町、村をドライブでまわっても楽しそう。

Sare(サール)

リューヌ鉄道に一番近い町。

市街地はあまりなさそうなので、立ち寄りませんでした。やはりメインは登山。

Itxassou(イチャスー)/Cambo les bains(カンボレバン)

ちょっと足を伸ばして…

イチャスーはサクランボの村。畑や草原にポツンと農家があるイメージ。

オーベルジュ的なホテル併設のレストランもあるので、自然に囲まれてのんびり何もせずに過ごしたい人にはよさそう。→Hotel agian

カンボレバンは温泉の町。バスク銘菓「ガトーバスク」発祥の地でもあるそう。サクランボはお隣のイチャスー産。

大型のスパ施設もあるので、ここもまったり滞在向き。

Saint jean pied port(サンジャンピエドゥポール)/Saint etienne de baigorry(サンテチエンヌドゥバイゴリー)

さらに奥地へ…

リューヌ鉄道から車で50分くらい。

サンジャンピエドゥポールはスペインの巡礼地に向かうための宿場町。中世から続く歴史ある町なので、農村より雰囲気ありそう。

サンテチエンヌドゥバイゴリーは小さな教会を中心にできた町。緑豊かで清流が流れる牧歌的な場所。石造りの橋が小川にかかる景色も素敵かも。

ショコラが美味しいらしい→Chocolaterie artisanale Laia

と、繁華街ではないけど魅力的な地域がたくさん。時間に余裕があれば浸ってみるのもいいですね。

とりあえず、私たちはサンジャンドリュズをもっと見たかったので、ささっと海側に戻ってきました。

サールからの帰り道、川に沿って車を走らせた時の景色。

移動の自由度が高いの最高d(^_^o)

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